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エンドミル各種の名称

エンドミル各種の名称

切削条件の選び方

切削条件の選び方

エンドミルの再研削

エンドミルの再研削

再研削時期
加工 外径 摩耗量
仕上げ加工 ~ ø10
ø 11 ~ ø30
ø 31 ~ ø50
0.05 ~ 0.1
0.1 ~ 0.25
0.2 ~ 0.35
荒加工 ~ ø10
ø 11 ~ ø30
ø 31 ~ ø50
0.08 ~ 0.15
0.15 ~ 0.35
0.3 ~ 0.45
再研削方法

(1) コンケーブ
ㆍ精密な外径公差が求められる時
ㆍ切削性良好
ㆍ第2外周逃げ角必要

(2) フラット
ㆍ切削性良好
ㆍ第2外周逃げ角必要

(3) エキセントリック
ㆍ刃径の維持良好
ㆍ優れたワークの表面粗度
ㆍ第2外周逃げ角不要
オーニング

オーニング
1)金型や高硬度ワーク加工の際、推薦致します。
2) オーニングなく加工される場合、0.01㎜以下の切込みで、
    約10~30秒間加工後、通常速度にお戻し下さい。

エンドミル使用上、トラブルと原因対策

エンドミル使用上、トラブルと原因対策

トラブル現象 原因 対策
切削中の折損
  • 送り速度が速い
  • 切込みが大きい
  • 突き出し量が長い
  • 切れ刃が摩耗している
  • 必要以上に刃長が長い
  • 送り速度を遅くする
  • 切込みを少なくする
  • 突き出し長さを短くする
  • 早期に再研削する
  • 短い刃長のものにとりかえる
摩耗、焼けが著しい
  • 切削速度が速い
  • 外周逃げ角が小さい
  • 被削材硬さが高い
  • 切削速度を遅くする
  • 適正逃げ角に修正する
  • 工具に表面処理を行う
切削中のびびり
  • 切削速度、送り速度が速い
  • 機械、チャックの剛性不足
  • ワークの取付けがよくない
  • 突き出し量が長い
  • 外周逃げ角、すくい角が大きく、切れ刃角が小さい
  • 切削条件を変更する
  • 機械、チャックの交換
  • ワークを強固にとりつける
  • 短い刃長のものにとりかえる
  • 逃げ角、すくい角を修正する
切削中の刃かけ
  • 送り速度が速い
  • 刃先角が小さい
  • 振れが発生する
  • ワークの取付けがよくない
  • 切込みが大きい
  • 切込みが大きい
  • 機械の剛性不足
  • 送り速度を遅くする
  • 角度を修正に研削する
  • 回転数を下げ、振動を減らす
  • ワークを強固にとりつける
  • 切込みを少なくする
  • 切込みを少なくする
  • 機械を変更にする
切れ味が悪い
  • 切削刃の摩耗が大きい
  • 被削材と工具の不適性
  • すくい角が小さい
  • 再研削を行う
  • 専用工具を使用する
  • 適正すくい角に修正する
切れくずづまり
  • 切削油が少ない
  • チップポケットが少ない
  • 切削刃の摩耗が大きい
  • 切込みが大きい
  • 切削油を多量にかける
  • 刃数の少ないエンドミルを使う
  • 再研削を行う
  • 切込みを少なくする
仕上げ面粗さが悪い
  • 送り速度が速い
  • 切削速度が速い
  • 切削刃の摩耗が大きい
  • 切込みが大きい
  • 送り速度を遅くする
  • 切削速度を遅くする
  • 再研削を行う
  • 切込みを少なくする
寸法精度が悪い
  • 機械、チャックの精度不良
  • 機械、チャックの剛性不足
  • 刃長が長い
  • 刃数が少ない
  • 機械、チャックを修理する
  • 機械、チャックの交換
  • 適正刃長のものを使用する
  • 刃数が多いエンドミルに変更する
融着
  • 被削材と工具の親和性及び切削油不足
  • 乾式>水溶性>非水溶性の順に十分噴射する
  • 合金鋼切削の際、活性型非水溶性切削油が適合する